遺言書の書き方

ここでは一般的な①自筆証書遺言と②公正証書遺言の作成の流れを確認します。

自筆証書遺言や公正証書遺言については「遺言の種類」のページをご覧ください。

①自筆証書遺言

自筆証書遺言とは名の通り「自筆」で作成する遺言です。簡単に作成できコストが殆どかからないのがメリットですが、所定の要件を満たしておかないと無効となります。特に注意するポイントを確認しておきます。

・全文を自筆にすること
全文を自筆で作成します。ワープロ等は認められません。自筆とは自分で書くということですから他人の「添え手」は無効になる可能性があるので、字を書くのが困難な場合には「公正証書遺言」を利用しましょう。

・日付
日付の記載がないと無効です。この場合の日付とは日時が特定できればよいのですが、「7月吉日」のような日時の特定できないものは無効です。

・氏名
氏名に関しても、遺言を残すのが誰であるのかを特定するためのものです。遺言を残す人が誰か特定できれば、ペンネームでも良いこととなっています。

・押印
押印については、実印でなくてもどのような印(認め)でも有効です。もちろん、拇印も可です。

②公正証書遺言

公正証書遺言は、公証人が作成するため書式などで問題になることはありません。
ここでは、公正証書遺言の作成の流れを確認します。

・遺言の内容を書いたものを事前に公証人に送付しておく

・公証役場に証人(2人)とともに赴く
 →遺言を残す人が公証役場に行けない場合には、公証人が出張してくれます。

・遺言の内容を口頭で伝え、公証人が遺言を作成する

公正証書遺言を作成するのに必要な資料
遺言者本人の印鑑証明書
遺言者と相続人の関係(続柄)がわかる戸籍謄本
相続人以外の人に財産を遺贈する場合にはその人の住民票
財産の中に不動産がある場合には、その登記事項証明書(登記簿謄本)及び固定資産税の評価証明など
公正証書遺言の作成手数料
目的財産の価額 手数料
100万円まで 5,000円
200万円まで 7,000円
500万円まで 11,000円
1,000万円まで 17,000円
3,000万円まで 23,000円
5,000万円まで 29,000円
1億円まで 43,000円

1億円を超える部分については
 1億円を超え3億円まで 5,000万円毎に 13,000円
 3億円を超え10億円まで5,000万円毎に 11,000円
 10億円を超える部分  5000万円毎に  8,000円
がそれぞれ加算されます。